特殊メイクのJIRO氏 6年生

キャリア教育の一環として、特殊メイクアーティストのJIROさんをお招きしました。
名前だけではピント来ない方も多いと思います。(私もでした)
作品を紹介するとお分かりいただけるでしょうか。
マツコデラックスさんのアンドロイド(実物大)の表情等を担当した方です。
その他にも、LILICOさんの顔を特殊メイク(ペインティングだけ)で、デスノートリュークに変身させてしまった方です。
シンゴジラ」のデジタル映像のもとになった、大きな模型を製作した方です。
(よくわからない方、ごめんなさい)

小さな頃から絵を描くのが得意だったこと。
受験勉強から、芸大への進学に切り替え、ガラス工芸、指輪などの制作をしていたこと。
ある日、特殊メイクに出会い、いろいろなものが制作できる可能性に期待が高まり、進路変更したことなどの、この仕事にたどり着くまでの経過を話してくれました。

タカ&トシのトシさんの奥さんも「何怒っているの?」と聞いたくらいそっくりです。

お笑いの人の頭部がどんどん高くなっています。

お話を伺っていて、印象に残った言葉があります。
「常識ではなく、今までになかったもの、できなかったことに思いをめぐらして表現してきた」
「こんなことができたら、みんなが楽しんでくれそうだということを考えている」
今までで、一番良い作品は?という質問に対して
「作ることに集中している。完成すると興味がなくなってしまう」
「一番良い作品は、きっと次につくるもの」との回答。

明るく気さくなお人柄に、惹きこまれてしまいました。
今回は、能上先生の教え子でいらしたご縁で、本校にお越しいただきました。
5時間目には、2年生にもお話をしていただきました。

2年生は「ひょっとこ」のお面に、踊りも付け加えてくれました。
このお面、ひげも生えていて、リアルでした。

2年生の中で、「シリコンでできた顔にどうやってひげをつけるのですか」と、よくお話を聞いていたからこそ気が付く質問がありました。
回答は「一本一本植えるのですよ」


今日は春一番を思わせるような大風が吹き荒れました。
立春を待ちきれないようです。(校長)